「FLEX」は筋肉だけじゃない!ネイティブが使う6つの意味を徹底解説

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英語の「FLEX」はただの筋肉じゃない!ネイティブが使う6つの意味を徹底解説

flex」という英単語を聞いて、あなたはまず何を思い浮かべますか?もし「フレックスタイム」や「筋肉を曲げること」だけが頭に浮かんだなら、あなたの「flex」に関する英語知識はまだまだ「硬い」かもしれません!実は、ネイティブが使う「flex」には、私たちが想像する以上に多様で、ときに意外な意味が隠されているんです。

クイズ!「FLEX」の仲間外れはどれ?(そしてその先の奥深さ)

ネイティブが使う「flex」には、提示された4つの選択肢のうち3つの意味が含まれていました。

  • A. 腕の力こぶ
  • B. 高級な時計
  • C. バスケの戦術
  • D. フレックス キム

「フレックス キム」と答えた方、残念笑
たしかにこの選択肢は「flex」の直接的な意味ではありません。
しかし、「flex」の奥深さはこれだけでは終わりません。
実は、「flex」がスポーツの世界で持つ意味は、このクイズの選択肢をはるかに超える6つもあるんです!

辞書には載っていないような、ネイティブならではの「flex」の使い方を、一つずつ見ていきましょう。

知っておきたい!「FLEX」が持つ6つの意味

1. 筋肉をグッと収縮させること(基本中の基本!)

「flex」と聞いて多くの人が最初に思い浮かべるのが、この**「筋肉を収縮させること」**でしょう。
アメフトでタッチダウンを決めた選手が力こぶを作って「ドヤ顔」をするシーン、あれがまさに “his flexing his biceps” です。

この表現は、比喩的にも使われます。例えば、試合前のインタビューで “We’re ready to flex tonight!” と言えば、「今夜俺たちの力を見せつけてやるぜ!」という強気な宣戦布告になるんです。

2. 見せびらかす、ひけらかす(スラングとしての「flex」)

現代の「flex」を語る上で欠かせないのが、**「見せびらかす」「誇示する」**という意味のスラングとしての使い方です。これは元々ヒップホップカルチャーから広まり、今やスポーツ選手がSNSで豪華なアクセサリーなどを身につけて投稿する「ドヤ顔投稿」の代名詞となっています。

スター選手がダイヤのギラギラしたアクセサリーをつけて “flexing now on them” と投稿すれば、まさに「どうだ、俺すごいだろ?」という自己顕示欲の表れです。日本でいう「マウント投稿」のようなニュアンスで、女性がブランド物をさりげなく身につけてSNSに投稿する様子にも似ていますね。

3. 道具のしなり具合、硬さ(ゴルフやスノーボードで重要!)

意外かもしれませんが、ゴルフやスノーボードの世界では「flex」が**「道具のしなり具合」、つまり「硬さ」**を指します。ゴルフならクラブのシャフト、スノーボードならボード自体の硬さのことです。

シャフトの硬さは “Stiff flex”(めちゃくちゃ硬い)や “Whip flex”(鞭のようなしなり具合)といった形で表現されます。自分のパワーに合わない硬さのクラブを使うとボールがとんでもない方向へ飛んでいくこともあるため、自分のスイングに合った「flex」を確認することは非常に重要です。

4. バスケの戦術「Flex Offense」(魔法のようなフォーメーション!)

バスケ好きなら一度は耳にしたことがあるかもしれません。**「Flex Offense(フレックス・オフェンス)」**は、1960年代に生まれた特殊なフォーメーションです。全員がスクリーンを掛け合い、カットし続けることで、誰でもどこからでも点が取れるという、まるで魔法のような攻撃戦術なんです。

直訳すると「屈伸運動オフェンス」のようで少し可愛らしい名前ですが、しっかり決まれば相手ディフェンスにとってはまさに悪夢となります。

5. アメフトのポジション「Flex Position」(ジョーカー的存在!)

アメフト、特にファンタジースポーツをプレイする人にはお馴染みの**「Flex Position(フレックス・ポジション)」**。これはスターティングメンバーの中にある特別な枠のことで、ランニングバック(RB)やワイドレシーバー(WR)など、どのポジションの選手でも自由に置ける、まさに「ジョーカー」的な存在を指します。

試合終盤に「俺のフレックスに置いたあいつが大逆転を決めてくれた!」なんて言えたら、あなたも立派な「フレックス通」ですね。

6. NFLの試合時間変更「Flex Scheduling」(現代の「flex」!)

そして、最も難しいとされるのが、現代スポーツビジネスの象徴、NFLの**「Flex Scheduling(フレックス・スケジューリング)」**です。これは、シーズン中盤から終盤にかけて盛り上がっている注目の試合を、全米が注目する日曜夜のゴールデンタイムに移動させるという、テレビ局の視聴率を爆上げするための裏技なんです。

高額な放映権を払っている放送局がそのパワーを見せつける、まさに「現代のflex」とも言えるでしょう。人気のなかった試合が昼のゲームに降格させられるなど、なかなかシビアな一面もあります。

これであなたも「Flex Master」!

いかがでしたか?「flex」という一見シンプルな単語に、これほど多様な意味が隠されていたなんて驚きですね。筋肉からドヤ顔、道具の硬さ、バスケの戦術、アメフトのポジション、そしてテレビの放送時間まで、「flex」は様々な場面で使われています。

これからは、スポーツニュースを見るのがもっと面白くなるはずです。あなたも今日から「flexマスター」!

ちなみに、かつてファンク・マスター・フレックスというヒップホップのDJがいたそうですよ。

ぜひコメント欄で、あなたの自慢話(マイベストフレックスを)英語で教えてください!
「My best flex is…」に続けてコメントしてみてくださいね。

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