【衝撃!】野球観戦で使っちゃダメ?!「バックスクリーン」の意外な落とし穴
野球好きなら誰もが知っているあの場所、「バックスクリーン」。
ホームランが出た時などには「バックスクリーン直撃!」なんて言ったりしますよね。
でも、ちょっと待ってください!実はこの「バックスクリーン」という言葉、完全な和製英語なんです!
海外の野球場で「バックスクリーンはどこですか?」と尋ねても、おそらく通じません。
では、英語で「バックスクリーン」は何と言うのでしょうか?クイズ形式で見ていきましょう!
【クイズ】野球場の「バックスクリーン」を英語で言うと、次のうちどれが正解でしょう?
A. バックスクリーン (Back Screen)
B. ブラックウォール (Black wall)
C. バッターズアイ (Batter’s eye)
D. ヒッターズ・ビュー (Hitter’s view)
…
…
…
正解は… C. バッターズアイ (Batter’s eye) です!
なぜ「バッターズアイ」と呼ぶの?
「バッターズアイ」を直訳すると「打者の目」となります。これは、あの場所がバッターがピッチャーの投球を見やすくするために、背景をシンプルな色(主に黒や深緑)にしているエリアだからなんです。「ボールの軌道がはっきりと見えるようにするための視覚補助ゾーン」と言えるでしょう。もしバックスクリーンに派手な広告や観客がいると、バッターはボールが見えにくくなってしまいます。そのため、何も描かれていない黒や深緑一色のエリアになっているんですね。
要注意!「スコアボード」と「アウトフィールドウォール」は別物
バックスクリーンと混同しがちな言葉に「スコアボード」と「アウトフィールドウォール」があります。
- スコアボード (Scoreboard): これは文字通り、試合のスコアを表示する掲示板のことです。
- フィールドウォール (Field wall): こちらは外野フェンスのことです。
これらはバッターズアイとは全く異なるものなので、注意しましょう。
世界の個性的なバッターズアイたち
球場によってバッターズアイのデザインは様々で、とても面白いんですよ。
- ニューヨーク・ヤンキースのヤンキースタジアム: 真っ黒なバッターズアイの中には、飲食ができるスペースがあるそうです。
- カンザスシティ・ロイヤルズのカフマン・スタジアム: メジャーリーグの中でも最も美しいホームスタジアムと言われています。デザインにも注目したいですね。
- ボストン・レッドソックスのフェンウェイ・パーク: 名物の巨大なレフトスタンド「グリーンモンスター」が有名ですが、バッターズアイもそのまま外野フェンスと繋がっています。
- デトロイト・タイガースのコメリカ・パーク: バッターズアイが蔦で覆われているという、自然を取り入れたデザインです。
- 北海道日本ハムファイターズのエスコンフィールドHOKKAIDO: バッターズアイの上にデッキがあり、ビールを飲みながら観戦できるそうですよ。
このように、スタジアムを訪れた際には、バッターズアイのデザインにも注目してみると、新たな発見があるかもしれませんね。
「バックスクリーン直撃」を英語で言うと?
では、「バックスクリーン直撃」というフレーズを英語で言いたい場合はどうなるでしょうか?正解は、“off the batter’s eye” と言います。
まとめ
今回のクイズで、「バックスクリーン」が和製英語であり、英語では “batter’s eye” と言うことを覚えていただけたでしょうか? 野球観戦の際には、ぜひこの正しい英語表現を使ってみてください。そして、各球場の個性的なバッターズアイにも注目して、より深く野球を楽しんでみてくださいね!
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