【close】クロスゲームのクロスはどっち【cross】

小ネタ

スポーツ観戦でよく聞く「クロスゲーム」の真相!あなたはどっちのクロスだと思いますか?

スポーツ観戦をしていると、「目が離せないクロスゲーム!」なんて実況を耳にすることがありますよね。
白熱した試合展開を表すこの「クロスゲーム」、一体どちらの「クロス」を指しているか、考えたことはありますか?
点がめまぐるしく行き来する様から、交差する「クロス(cross)」を想像する方もいるかもしれません。

しかし、実は正解は違うんです!
ドキドキの接戦を意味する「クロスゲーム」の「クロス」は、**交差する「cross」ではなく、
「近い」という意味の「close(クローズ)」**なんです。

「close」と聞いて、お店の「オープン・クローズ」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
そうです、あの「閉まっている」という意味の「closed」と同じ語源を持つのが、
この「close」なんです。
「閉まっている」という状態から、「距離が近い」「差がない」という意味合いに転じるんですね。

日常会話でも、「close」は「危ない!」という場面でよく使われます。
例えば、自転車に乗っていて危うく車に引かれそうになった時、「Whoa, that was close!(危なかった!)」と言ったりします。
これは、「もうちょっとでぶつかるところだった」という、非常に近い状況を表しています。

同じように、スポーツの試合で点差がわずかで、どちらが勝つか最後まで分からないような**接戦の場合、「This is a good close game!(これはいいクロスゲームだ!)」**と表現されるわけです。

具体的な例文としては、「That was such a close game!(本当にすごいクロスゲームだったね!)」とか、「I love watching close games because they are so exciting.(クロスゲームはエキサイティングだから大好きだ。)」といった使い方ができます。

ちなみに、交差する方の「cross」も、もちろんスポーツの世界で使われています。
例えば、**「cross the line(ラインクロス)」は、日本語でもよく聞きますよね。これは、線を踏んでしまったり、超えてしまったりする時に使われる「クロス」です。
また、バスケットボールの「クロスステップ」**も、足を交差させる動きからこの名前がついています。

このように、どちらに転ぶか分からないハラハラドキドキの「クロスゲーム」の「クロス」は、「close(近い)」の方のクロスだとぜひ覚えておいてください。

次回の「スポーツと英語をコネクトするトピック」もお楽しみに!

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