スポーツを深く理解するための鍵!「インテンシティ」って結局ナニ?
スポーツ中継を見ていると、「インテンシティが落ちましたね」という解説を耳にすることがありますよね?「そうだね」と相槌を打つものの、「もう少し詳しく知りたいな」「なんとなく分かっているけど、ふわっとしているな」と感じたことはありませんか?
今回の記事では、この「インテンシティ」という言葉の本当の意味を深掘りし、スポーツ観戦や自身のトレーニングがもっと楽しく、効果的になるヒントをお届けします!
まずはクイズから!
突然ですが、ここでクイズです。最近よく耳にする「インテンシティ」、本当の意味、分かっていますか?
A. 気合い B. フィジカル C. 全部まとめて
答えは記事の最後で発表します!
「インテンシティ」の本来の意味とは?
辞書的には、「強さ、熱量、エネルギーの度合い」を指す言葉です。光や音、感情など、
とにかく「どれだけ強く、全開で出ているか」を測る言葉なんですね。
スポーツにおける「インテンシティ」の二つの顔
スポーツの場面では、この「インテンシティ」が大きく分けて2つの意味で使われます。
- 試合中のゲーム強度
- 例えば、コーチが「ディフェンスのインテンシティを上げろ!」と叫ぶ時、これは単に「気合いを入れろ」というだけではありません。
- 求められているのは、運動量、体のアタリ、ボールへの反応速度、そして集中力。
これら「全てをひっくるめた総合エネルギー」を一つの言葉で要求しているのです。 - まるで「戻れ、ディフェンスに戻れ、しっかり相手に当たれ、リバウンドでボールを奪え!」といった複数の指示を、たった一言「インテンシティ!」に凝縮した、超便利なワードなんです。
- NBAゴールデンステートウォリアーズのスティーブ・カーヘッドコーチが「ディフェンスのインテンシティを取り戻さないと他は全部無駄」と語ったように、これは「当たり前の努力を、もっと強く、もっと早く、もっと集中してやれ」という意味合いが込められています。
- MLBメジャーリーグの選手たちも「相手のインテンシティに負けないように、一球ごとに戦う」と口にすることが多いのは、フィジカルとメンタル両方の熱量が低いと試合を相手に持っていかれてしまうからです。
- 練習やフィットネスでのトレーニング強度
- こちらは、トレーニングの「きつさ」や「負荷の高さ」を指します。
- 例えば、HIIT(高強度インターバルトレーニング)であれば、「最大酸素摂取量の85〜95%くらいを維持するきつさ」。
- 秒数と心拍数で管理する負荷の高さを指すんですね。
「インテンシティ」に関するよくある誤解
「インテンシティ」を正しく理解するためには、「何がインテンシティではないのか」を知ることも重要です。
- 気合いだけがインテンシティではない!
- ただ大声を出しているだけではダメ。声を出さずに無言でも、フルコートプレスをしっかり走りきれば、それはインテンシティが高いと言えます。
- 筋力だけがインテンシティではない!
- 100kgのベンチプレスをゆっくり上げたとしても、それはローインテンシティ。
- 軽い重量でも爆発的に上げることができれば、それはハイインテンシティになります。
- ハードワーク(運動量)全部がインテンシティではない!
- 単に走行距離が長いだけでは、それは「量」であって「インテンシティ」ではありません。
「インテンシティ」の真の計算式!
では、本当の「インテンシティ」は何なのか?それは、複数の要素が掛け合わさった総合的なエネルギー指数なのです。
その計算式は、
エネルギー出力 × 時間 × 集中度
さらに具体的に言うと、
気合い × フィジカル × 集中力
これが「インテンシティ」の正体なのです!
まとめ:クイズの答えと「インテンシティ」を捉える視点
さて、冒頭のクイズの答えは… C. 全部まとめて でした!
「インテンシティ」は単一の要素ではなく、気合い、フィジカル、そして集中力といった総合的なエネルギーの度合いを指す言葉なのです。
次にスポーツ中継で「インテンシティ」という言葉を耳にしたら、ぜひ「今、何が足りていないのか?」(例えば、フィジカルのアタリが弱いのか、集中力が切れているのか、それとも気合いが足りないのか)という視点で考えてみてください。きっとスポーツがもっとクリアに、そして深く理解できるようになるはずです。
あなたの「インテンシティ」を感じた瞬間があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
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