英語で「卒業生」はなんて言う?「OB/OG」が海外でとんでもない誤解を招く理由

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【9割が間違える!】英語で「卒業生」はなんて言う?「OB/OG」が海外でとんでもない誤解を招く理由

こんにちは!英語学習者の皆さん、突然ですが、あなたは英語で「卒業生」を正しく表現できますか?そして、日本で当たり前のように使われている「OB」や「OG」という言葉が、海外では全く違う意味で捉えられてしまう可能性があることをご存知でしょうか?

今回は、これらの単語の正しい使い方から、海外での思わぬ誤解を避けるための注意点まで、徹底的に解説していきます!

1.「卒業生」を表す英語「Alumni」の正しい使い方をマスターしよう!

「卒業生」を表す英語は、実はとてもユニークな変化をする単語です。そのルーツはラテン語にあり、単数か複数か、男性か女性かによって形が変わります。

  • 1人の男性卒業生An alumnus (「明日男」と覚えると忘れにくいかもしれませんね!)
  • 1人の女性卒業生An alumna (「A」で終わるので覚えやすいですね)
  • 複数の女性卒業生Alumnae (少し語尾を伸ばすのがポイントです)
  • 複数の卒業生(男女混合)Alumni (これが最も便利で、男女混合の複数形として使えます。ぜひ真っ先に覚えてください!)

よくある間違いとして、自己紹介で「I am an alumni」と言ってしまうケースがあります。しかし、「alumni」は複数形なので、これは「私は卒業生たちです」という少し不自然な意味になってしまいます。

正しくは、男性なら「I am an alumnus」、女性なら「I am an alumna」となります。スポーツ関連の場面では「I am an alumni」と聞くこともあるようですが、違いは知っておくと良いでしょう。

2.要注意!「OB」と「OG」が海外で招く「とんでもない誤解」とは?

さて、ここからが特に注意が必要なポイントです。日本では「オールドボーイ(Old Boy)」の略として使われる「OB」と、「オールドガール(Old Girl)」の略である「OG」。これらを海外で使うと、思わぬ展開になるかもしれません。

危険な「OB」の落とし穴

日本で「OB」と聞くと「卒業生」を連想しますが、英語圏で「OB」と聞くと、ほぼ100%の人が「Out of bounds (アウト・オブ・バウンズ)」を連想します。そう、ゴルフ用語の「OB」です。

もし海外の大学の同窓会で「Welcome, all OBs!」などと挨拶してしまうと、会場は「ゴルフコースで何かあったの?」と心配されるような空気になってしまうかもしれません。

正しくは、「He’s an alumnus of KO University.」のように、前述の「alumnus」を使うのが適切です。

さらに危険な「OG」の落とし穴

「OG」はさらに深刻な誤解を招く可能性があります。日本の「オールドガール」とは全く違い、英語の「OG」はスラングで「Original Gangster(オリジナル・ギャングスター)」を意味します。

この言葉は元々ストリート系の言葉ですが、スポーツ界などでも使われるようになり、「その道の第一人者」「大御所」「レジェンド」といった、最大級のリスペクトを込めた超大物を指す言葉として使われます。例えば「Williams is an OG in Tennis (ウィリアムズはテニス界のレジェンドだ)」のように使われます。

もし学校の素敵な女性の先輩を「She’s an OG!」と紹介してしまったら、「あの人、この辺を取り仕切っている伝説のボスなの?」と本気で誤解される可能性があります。これは避けたいですよね!

まとめ:これであなたも英語で「卒業生」マスター!

いかがでしたでしょうか? 今回のポイントをまとめましょう。

  • 複数の卒業生(男女混合): Alumni
  • 1人の男性卒業生: Alumnus
  • 1人の女性卒業生: Alumna
  • 「OB」はゴルフ用語の「Out of bounds」と誤解される
  • 「OG」は「Original Gangster」という超大物・レジェンドを意味するスラングなので、学校の先輩には使わない

これらの知識を身につけることで、海外でのコミュニケーションがよりスムーズになり、思わぬ誤解を避けることができます。

知識を定着させるための実践!

覚えた知識は、使ってみることが一番大切です!ぜひコメント欄で、あなたの出身校を書いて練習してみてくださいね。

例:

  • I am an alumnus of [あなたの学校名].
  • I am an alumna of [あなたの学校名].

言語の落とし穴は、まるで慣れない土地を古い地図で歩くようなものです。目的地に向かっているつもりでも、実は全く違う、時には気まずい場所にたどり着いてしまうこともあります。しかし、今回学んだ「alumni」や「OB/OG」の知識は、まるで最新のGPSアプリを手に入れたようなもの!あなたの英語コミュニケーションを正確な目的地へと導き、思わぬ寄り道を避けてくれるでしょう。


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