野球ファンなら誰もが興奮する一打、ホームラン!日本語では「ホームラン」の一言で表されますが、英語には実に様々な表現があるのをご存知でしょうか?
野球の醍醐味とも言えるホームランの、ネイティブが使う多様な英語表現をご紹介、あなたの野球観戦をさらに面白くすること間違いなしです!
数あるホームランの言い方の中から、特に興味深い5つの表現をピックアップ!
まず一つ目は「dinger」。
「dinger」は、バットがボールを強烈に打ち返す音に由来するスラングで、力強い一撃を表現します。実況アナウンサーが「and there goes the towering dinger off the left field wall!」と叫ぶ様子が目に浮かびますね。
二つ目は、個人的にもお気に入り!
「a round tripper」です。
これは、バッターがホームランを打ち、ダイヤモンドを一周してホームに戻る様子を、まるで旅行に例えたロマンチックな表現です。
「he connects with a perfect swing and it’s a round tripper!」といった実況で使われます。
まさにホームランは野球における壮大な旅の始まりと言えるでしょう!
三つ目は、非常に論理的な表現「four-bagger」。
これは、ホームランによってバッターが1塁、2塁、3塁、そしてホームの4つのベース(bags)を全て踏むことから来ています。
アメリカのメジャーリーグでは、ベースのことを「bag」と呼ぶため、このような表現になるそうです。ちなみに、2ベースヒットは「two-bagger」と言ったりもします。
「Smith with a towering shot, it’s a four-bagger!」といった感じですね!
四つ目は、少し変わった表現「tater」です。
「tater」は、なんと**じゃがいも(potato)**のこと!ボールをバットで叩き潰すイメージが、じゃがいもを潰す様子に似ていることから生まれたと言われています。
野球では他にも、「ホットポテト(hot potato)」という、野手がボールをうまく掴めずにあたふたする様子を表す表現があるそうですが、この「tater」は強烈なホームランを意味します。
実況では「He will smash that one deep for a tater!」のように使われます。
そして最後が「moon shot」です。
これは、非常に高く、そして遠くまで飛んでいくホームランを指し、まるで月に向かって飛んでいくような壮大な放物線を描くことから名付けられました。
日本語で言うところの、アーチストが放つ大きなアーチのようなホームランですね。
例文でいくと「Jones with a mighty swing, he launched that one DEEP Way back, that’s a moon shot!」と表現されます。
動画の中では、これらの他にも「blast」「cloud scraper」「long bomb」「tape-measure shot」「upper decker」「gone」「outta here」「wallop」「can of corn」「rocket」など、様々なホームランの表現が紹介されています。
あなたもきっとお気に入りのホームランフレーズを見つけられるはずです!
次回推しの選手がホームランを放った際には、今回紹介したフレーズを思い出してみてください!
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