野球ファン必見!「見送る」だけじゃない「take」の本当の意味を徹底解説!
野球中継を見ていると、耳にする「グッドテイク!」や「ナイステイク!」。
これって一体何を褒めているんでしょうか?もしかして、「見逃し三振」のこと?
それとも「フォアボール」のこと?
実は、この「take」という言葉、日本語の「見送る」や「見逃す」とは少し違った、奥深いニュアンスを持っているんです!
今日の記事では、野球における「take」の真意を徹底解説。これを読めば、バッターの駆け引きも、英語の実況も、グッと理解が深まること間違いなしです!
「take」の始まりと、その本当の意味
そもそも「take」とは、英語で「手にする」「受け入れる」といった意味を持つ言葉ですよね。
野球においては、1941年に実況アナウンサーのレッド・バーさんが「he takes a high ball one」と中継したのが始まりとされています。
これは「高めをあえて打たずにボール判定となった」ことを意味しています。
つまり、「take」というのは、ただ単にボールを見逃すという自動的・消極的な行為ではありません。
むしろ、**ストライクゾーンを正確に見極め、バットを振らないという「攻めの選択」**なんです!
例えば、ストライクゾーンに来た球を打者が「he takes strike one」と表現された場合、それは打者が納得した上で振らない判断をした、ということになります。
日本語の「見送る・見逃す」との大きな違い
日本語の「見送る」や「見逃す」は、どこか消極的な響きを持つことが多いですよね。
しかし、英語の「take」は、「振るか振らないか」を打者が主体的に選択したという「能動性」が際立っています。
だからこそ、英語の実況では「よく見極めた!」といった評価のニュアンスで使われることが多いのです。
「Good Take」と「Nice Take」の使い分け
では、「Good take」と「Nice take」にはどんな違いがあるのでしょうか?
- Good take:これは、その結果を客観的に評価する際に使われます。「良い判断だったね」というニュアンスに近いでしょう。
- Nice take:こちらは、より**主観的で感情のこもった「賞賛」**の表現です。「素晴らしい判断力だ!」といった拍手や称賛に近い意味合いを持ちます。
ただし、「bad take」という言葉もあるので注意が必要ですよ!これは「良くない判断で見送ってしまった」という意味合いになります。
実例で見る「take」の使われ方
野球の現場では、様々な場面で「take」が使われています。
- 監督・コーチからのサイン
- 「Take until you get the green light.」
- これは「グリーンライト(打っていいという合図)が出るまでは、振るな(テイクしろ)」という意味です。
- 実況での表現
- 「Ohtani takes a low slider for ball two.」
- 大谷選手が低めのスライダーを見極めてボール2となった、というような場面で使われます。
- ベンチやファンからの声援
- 「Nice take! Keep taking!」
- 「いいテイクだったよ!しっかりボールを選んでいこう!」というように、打者がボール球を見極めた「振らない勇気」を称える場面で使われます。
これら全て、「振らない勇気」や「振らなかった勇気」を称える表現なんですね。
まとめ:「take」は能動的・戦略的な判断の証!
野球における「take」とは、単なる「見送る」や「見逃す」ではありません。
- 能動的で戦略的なボールの見極め。
- 日本語の「見送る」というよりは、「選んでする」「見極める」という言い方が近いイメージです。
- 「Good take」や「Nice take」は、打者の判断力への拍手や賞賛を意味します。
さあ、ここまでお読みいただいた皆さんなら、冒頭のクイズの答えはもうお分かりですね!
そう、正解はB. ボール球を見極めた、でした!
これからは野球中継中に「ナイステイク!」「グッドテイク!」といった言葉が聞こえてきたら、ぜひバッターの優れた選球眼と冷静な判断力に注目してみてください。きっと、野球観戦がもっと楽しくなるはずです!
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