スポーツ観戦が100倍面白くなる!色を使った英語イディオム14選
皆さん、スポーツ観戦中に「これってどういう意味だろう?」と首をかしげた英語のフレーズはありませんか?特に、色を使った表現は、スポーツの現場で頻繁に使われるにもかかわらず、その意味や由来を知らないと「なるほど!」とならないことが多いかもしれません。実は英語には、Green lightやYellow cardのようにスポーツでもお馴染みのものから、ちょっと意外なものまで、色にまつわる面白いイディオムがたくさん存在します。
この記事では、YouTubeチャンネル「Prime Time EIGO」の動画をもとに、スポーツ観戦や英語での中継・ニュースをより深く楽しむために役立つ、厳選された14個の英語の色イディオムを、その意味や使われる状況、そしてちょっとした由来を交えながら分かりやすくご紹介します。
これを読めば、あなたのスポーツ観戦がもっと面白くなること間違いなしです!
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1. Green light(グリーンライト)
- 意味: GOサイン、許可。
- 由来: 信号機の青が「進め」を意味することから来ています。
- スポーツでの使い方: コーチや監督が選手に積極的なプレイの許可を与える場面で使われます。例えば、野球で監督がランナーに三塁への盗塁を許可するような状況です。
2. Yellow card(イエローカード)
- 意味: 軽いファウルに対する警告。
- 由来: サッカーではお馴染みの、審判が出す警告カードそのものです。
- スポーツでの使い方: サッカーの試合で審判が選手に警告を与える際に出されます。これが2枚出ると退場になるのはご存知の通りです。アメリカンフットボールでは「イエローフラッグ」として反則があった際に投げられます。
3. Red flag(レッドフラッグ)
- 意味: 要注意サイン、危険の兆候。
- 由来: 赤い旗が危険を示すイメージから来ています。
- スポーツでの使い方: 選手の故障の兆候や、プレイの異変など、「これはまずいぞ」という状況を表す際に使われます。例えば、野球でピッチャーの腕の高さ(アームスロット)が落ちてきたのを監督が危険信号と捉えるような場面です。
4. Once in a blue moon(ワンス イン ア ブルー ムーン)
- 意味: ごく稀に、滅多にないこと。
- 由来: 実際に青く見える月(ブルームーン)が見られるのが非常に珍しいことから来ています。
- スポーツでの使い方: 滅多に起こらない奇跡的な出来事を表すのにぴったりです。例えば、新人選手が滅多に出ないような劇的なサヨナラホームランを打つような場面で使われます。
5. Black mark(ブラックマーク)
- 意味: お点、マイナス評価。
- 由来: 昔の成績表などで悪い点に黒い印をつけたイメージから来ていると言われています。
- スポーツでの使い方: 何か失敗をして、それが記録や評判に傷をつけてしまった状況で使われます。例えば、サッカーで重要なPKを失敗し、それが記録に汚点を残してしまった、といったケースです。
6. White elephant(ホワイトエレファント)
- 意味: 無用な高額設備、持て余すだけのお荷物。
- 由来: タイの古い逸話で、神聖な白い象は貴重な存在である一方で、餌代などの維持費が莫大にかかり持て余されてしまうことが多かったことから来ています。
- スポーツでの使い方: 価値はあるものの、維持費ばかりかかって役に立たないものを指します。例えば、最新のトレーニング施設を作ったものの、資金が尽きて使えなくなってしまったような残念な状況です。
7. Orange alert(オレンジアラート)
- 意味: 高度警戒態勢、危険レベルが高い状況。
- 由来: かつてアメリカで使用されていたテロ警戒システムで、オレンジが5段階中4番目の高い脅威レベルを示していたことに由来します。
- スポーツでの使い方: チームにとっての危機的な状況を表すのに使われます。例えば、ゲームの序盤でキャプテンが怪我で退場し、チーム全体が警戒モードに入るようなケースです。
8. Purple patch(パープルパッチ)
- 意味: 長期的に高成績が続く期間。
- 由来: 諸説ありますが、古くから紫が高貴さや卓越性を示す色とされてきたことに由来すると言われています。
- スポーツでの使い方: 絶好調で、良いパフォーマンスが続いている状態を表します。例えば、サッカーであるフォワードの選手が5試合連続でゴールを決めているような場面で使われます。
9. Rose-colored glasses(ローズカラードグラッシーズ)
- 意味: 楽観的すぎる視点、現実を美化して見てしまうこと。
- 由来: 文字通り、バラ色のレンズを通して見るとどんな現実も綺麗に見えてしまうことから来ています。
- スポーツでの使い方: 物事を都合よく、あるいは根拠もなくポジティブに捉えすぎる状況を皮肉を込めて使うことがあります。例えば、チームが連敗しているのに、ファンが「次はきっと勝てる」と根拠もなく信じ続けているような場面です。
10. Grey area(グレーエリア)
- 意味: 曖昧な領域、白黒はっきりしない部分。
- 由来: 白でも黒でもないグレーの色が、明確な答えや判断が難しい中間的な状況を表すことから来ています。
- スポーツでの使い方: ルールの解釈が複数あったり、判定が微妙だったりするスポーツの場面で使われます。例えば、サッカーでオフサイドかどうかの判定が微妙で議論になるような場面です。
11. Brown-nose(ブラウンノーズ)
- 意味: ごまをする、媚びへつらう。
- 由来: 上役や権力のある人に気に入られるために、文字通りお尻に顔を近づけるという、やや下品なジェスチャーを例えた表現です。
- スポーツでの使い方: チーム内で監督やコーチに媚びる行為を指します。例えば、コーチにばかりいい顔をしているチームメイトを、他の選手が好ましく思っていない、というような場面で使われます。
12. Silver lining(シルバーライニング)
- 意味: 逆境の中にある希望、苦労の中に見い出せる救い。
- 由来: 厚く暗い雲があっても、その雲の縁が太陽の光で銀色に輝いて見えることがあるイメージから来ています。
- スポーツでの使い方: どんなに辛い状況でも、必ず何かポジティブな面や希望があることを示唆する表現です。例えば、試合には負けてしまったけれど、ファンの温かい応援に救われた、そんな場面で使われます。
13. Golden opportunity(ゴールデンオポチュニティ)
- 意味: 絶好のチャンス、またとない機会。
- 由来: 金(ゴールド)の持つ最高と価値になぞらえ、二度とないかもしれない素晴らしい機会を表します。
- スポーツでの使い方: 試合を決める決定的なチャンスなどがこれに当たります。例えば、サッカーで試合終盤に得たPKが勝ち越しを決定づけるかもしれないという場面です。
14. True colors(トゥルーカラーズ)
- 意味: 本性、素顔、隠していた本当の姿。
- 由来: 船に掲げている旗の色が、遠くからは分からなくても、近くで見たり風でまくれたりすると、本来の船籍を示す旗の色が見えるという比喩から来ていると言われています。
- スポーツでの使い方: 隠していた性格や、困難な状況でこそ現れるその人本来の姿を指します。例えば、試合で不利になった途端に、それまで隠していた短気な性格や諦めやすい本性が出てしまった、といった場面で使われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した色にまつわる英語イディオムは、どれもネイティブが日常的にも、そしてスポーツの文脈でもよく使うものです。知っている単語でも、組み合わせや由来を知ることで、新しい発見があって面白いですよね。
ぜひこの記事を参考に、今後のスポーツ観戦や英語での中継、ニュースを見る際に「あ、あの色イディオムだ!」と意識して聞いてみてください。きっと英語がもっと聞き取れて、スポーツ観戦の楽しさが増すはずです!
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