【海外で恥をかく前に!】「サッカー台」の意外な正体と、アメフトに隠された衝撃の真実!

和製英語

【海外で恥をかく前に!】「サッカー台」の意外な正体と、アメフトに隠された衝撃の真実!

スーパーで買い物を終え、商品を袋に詰める場所、そう「サッカー台」。私たち日本人にはおなじみの言葉ですが、実はこれ、海外では全く通じない和製英語だってご存知でしたか?

もし海外で「Socker stand!」なんて言ってしまうと、「サッカー選手が立つお立ち台か何か?」と誤解される可能性が高いんです。

一体なぜ「サッカー台」という言葉が日本で広まったのか、そしてその語源に隠された驚きの真実を深掘りしていきましょう!

「サッカー台」の語源は「袋詰めする人」!?

よく言われる「サッカー台」の語源は、商品を袋詰めする人を意味する「sacker(サカー)」という説が有力です。ボールを蹴る「soccer(サッカー)」とは発音が違うので注意してくださいね。

アメリカの一部のスーパー、特に高級店などでは、「sacker」または「bagger」と呼ばれる専門スタッフがいて、購入した商品を丁寧に袋詰めしてくれる文化があるんです。

しかし、ここで疑問が湧きませんか?なぜ「sacker」という単語が、日本の「台」と結びついて「サッカー台」になったのか、この部分は少し謎に包まれています。さらに言えば、実はこの「sacker」という単語、日常会話でほとんど使われることがないんです。

そのため、おそらく昔の日本のスーパー業界の誰かが、袋詰めをするスタッフを指す「sacker」という言葉を聞きかじり、「袋詰めする台だからサッカー台だ!」と広まった、いわばこじつけ説が濃厚とされています。つまり、「サッカー台」は日本独自の言葉というわけですね。

スーパーの「サック」とアメフトの「サック」は同じ語源!?衝撃の真実!

話はここで終わりではありません。さらにこの「sacker」の語源である「sack(サック)」という単語、ご存知の通り「袋」という意味がありますよね(ナップサックの「サック」もこれです)。

しかし、この「sack」という単語がスポーツ界で使われると、全く違う、信じられないほど攻撃的な意味になるんです!

アメリカンフットボール(アメフト)をご覧になったことがある方なら、「サック (sack)」というプレイをご存知かもしれません。これは、相手ディフェンスの選手が、パスを投げようとしているチームの司令塔であるクォーターバック(QB)を、ボールを投げる前にタックルで叩き潰すプレイのこと。アメフトの中でも試合最大のハイライトの一つであり、この「サック」が出るとスタジアムが揺れるほどエキサイティングなんです。

驚くべきことに、このアメフトの「サック」の語源も、スーパーの「袋」と同じ「sack」なんです。その意味合いは、「相手のQBを捕まえて袋に入れる」、つまり袋叩きにする、あるいは袋に詰めるかのようにタックルで包み込んで倒すという、とんでもなく攻撃的なニュアンスになるのです。

想像してみてください。スーパーで商品を丁寧に袋詰めする「sack」と、フィールドで容赦なく相手を叩き潰す「sack」。元は同じ「袋」という意味の単語なのに、使われる世界によってその意味合いが天国と地獄ほども違うというのは、英語の奥深さと面白さではないでしょうか。

海外のスーパーでスマートに「袋詰め台」の場所を尋ねるには?

さて、海外のスーパーで困らないために、スマートに袋詰めの台の場所を尋ねる方法をお教えします。「サッカー」はもう使えないと分かりましたよね。

正解はこちらです!

  • bagging counter
  • bagging table
  • packing station

特に「bagging」を使うのが最も自然で誤解がないので、ぜひ覚えておいてくださいね。

まとめ

「サッカー台」は私たち日本人にとって身近な言葉ですが、その背景には意外な歴史と、英語の奥深い面白さが隠されていました。

「サッカー台」は日本独自の和製英語であり、その語源は「袋詰めする人」を意味する「sacker」が有力です。そして何よりも驚きなのは、この「sacker」の元である「sack」が、アメフトの超攻撃的なプレイ「サック」と同じ語源だったということですね。

これからはスーパーで「サッカー台」を見るたびに、あのムキムキのアメフト選手がタックルする姿が目に浮かぶかもしれませんね!まるで一つの言葉が、場面によって全く異なる顔を見せるカメレオンのように、英語もまた、その多様な表情で私たちを魅了してくれます。


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