最高のチームに欠かせない「5つの役割」。あなたのチームにはいますか?
先日、バスケットボール界のスーパースター、レブロン・ジェームズが自身のポッドキャストで語った「優勝するチームの条件」が、スポーツの世界だけでなく、僕たちの仕事やあらゆるチーム活動にも通じる深い内容だったので、ぜひシェアしたいと思います。動画も観てね!
彼が言うには、ただ才能のある選手を集めて、優秀なコーチを雇えば勝てるわけではない、とのこと。優勝するチームには、明確な役割分担と、選手たちが作り上げる「文化」が絶対に必要だと語っています。
チームを機能させる「5つのピース」
レブロンによれば、チャンピオンチームには次の5種類の人間が必要不可欠だそうです。
- スター これは分かりやすいですね。チームの顔であり、勝敗を左右する中心選手です。
- ロールプレイヤー 3ポイントシュートやディフェンスなど、特定のスキルに特化した「職人」タイプの人です。彼らの専門性がチームを支えます。
- ガベージガイ(ゴミ拾い役) これが個人的に一番グッときた役割です。直訳すると「ゴミ拾い役」。スタッツには表れにくい泥臭い仕事を率先してやる選手のことです。例えば、ルーズボールに飛び込んだり、リバウンドを必死で取ったり、味方のためにスクリーンをかけたり…。こういう地味でキツい汚れ仕事を進んでやる人がいるかどうかが、チームの本当の強さのバロメーターになるのかもしれませんね。
- エナジャイザー コートの内外で常に声を出してチームを鼓舞する、応援団長のような存在です。ムードメーカーとも言えるかもしれません。
- サイレントアサシン(静かなる暗殺者) 普段は物静かでも、ここ一番の勝負どころで必ず結果を出す、冷静なクラッチプレイヤー。頼りになりますね。
スター選手だけでは決して勝てない。この5つのピースが揃って初めて、チームは一つの生命体のように機能し始める、というわけです。
コーチに頼るな!選手が作る「最強の文化」
さらにレブロンは、チーム文化についても鋭い指摘をしています。
「今のリーグの問題は、選手がコーチに何でもやってもらうと期待しすぎることだ」。
彼の哲学では、コーチの仕事はあくまでゲームプランを準備するところまで。その戦術に魂を吹き込み、コート上で実行するのは選手自身だ、と断言しています。
そして、最強のチームを作る唯一の方法として彼が挙げたのが**「アカウンタビリティ(説明責任)」という文化**です。
これは、ロッカールームで選手同士が「今のプレーは違うだろ」「もっとやれたはずだ」と遠慮なく指摘し合える関係性のこと。そして、それを言われた側も「俺のやり方に口を出すな」と感情的になるのではなく、「チームが勝つためだ」と素直に受け入れられる文化です。
監督の顔色をうかがったり、選手同士で馴れ合ったりしているチームに未来はない。厳しい言葉ですが、これ以上ない本質だと感じました。
あなたのチームはどうですか?
あなたのチームには、この5つの役割を担うメンバーは揃っていますか?そして何より、本音で意見を交わせる「ロッカールーム」のような場所はありますか?
レブロンが語るチーム論は、単なるスポーツの話ではなく、私たちがより良いチームを築くための普遍的なヒントに満ちているように思います。
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